引越でかなり厄介なことは、やはり片付けです。
面倒なことは、つい後回しにしやすいです。
しかも片付けなんて、引越日が近づいたら段ボールに詰めて終わりでしょ、と軽く考えていると、後で大変になります。
片付け品目リスト
以下に、一番最初に急ぎでやることをリストアップしておきます。
- 粗大ごみの処分
- 不用品の処理
- 食材の処理
引越費用を安くするシステマチックな片付け方
上記リスト中の1と2の粗大ごみと不用品について、片づけ作業を始めると、その数量もかなり多いはずです。
粗大ごみから片づける
その理由は、粗大ごみは大きく体積もあるので、それが片づくと、部屋がかなりすっきりして、他の作業が格段にやりやすくなります。
不要な粗大ごみとまだ使える粗大ごみに分けて現金化
不要な粗大ごみなら、自治体に処分してもらうことになりますが、一般ごみと違って多くの自治体では予約制です。
数週間先まで予約でいっぱいの時もあるので、早めの予約が必要になります。
自分にとっては粗大ごみでも、捨てるにはもったいない物もあります。
その場合は、ヤフオクやメルカリに出品したり、買取業者や近所のリサイクルショップに引き取ってもらいます。
現金化できれば引越し費用に充当できます。
なお、ヤフオクやメルカリに出品した場合、落札、入金確認を経た後に発送しますので、日数がかかることを考慮して早めに出品する必要があります。
不用品の処理
粗大ごみが片づいたら、次に不用品の処分に移りますが、部屋のあちこちに散らばっているはずです。
不用品が眠る場所とは
一番最初に目を付けるのは、隠れた場所にある不用品を探し出すことです。
例えば、押し入れやタンスの中などです。
普段、隠れて見えないところに置かれている物は、使わずに不要だからこそしまわれていることが多いものです。
作業スペースを確保する
片づけの際は、引っ張り出してきた不用品を広げておけるスペースがあると作業しやすいです。
部屋の一角や、一部屋を不用品の処理スペースにできれば申し分ないでしょう。
分別作業で現金化
作業スペースに不用品を広げて、使えない物と使える物に分別します。
使えない物は捨てます。
使える物は粗大ごみと同じ要領で、ヤフオクやメルカリに出品するか、買取業者やリサイクルショップに回収してもらいます。
食材の消費を心掛ける
冷凍冷蔵庫の中や、貯蔵庫、キッチン周り、時にはリビングにも食材はあるものです。
生鮮食品は冷凍冷蔵庫にありますが、レトルトなどの保存が利く食品はあちこちにあります。
最初にするのは、冷凍冷蔵庫の食材チェックです。
庫内でも特に奥まった場所には、賞味期限切れのものがあるかもしれません。
この機会に処分します。
続いて、他の場所に置かれている食材の期限切れチェックです。
一通りチェックが終わって残った食材はまだ食べられるものです。
引越当日まで、食材の買い足しをしないで、残った食材で食いつなぐ努力をします。
ここで節約して浮いた金額を引越し費用に充てることができるでしょう。
家電製品の中には引越先で使えなくなる物も
確認したい電源周波数
各家電製品には電源周波数という規格があり、家電製品の裏側や電源ユニット周辺に表示されています。
50Hzとか60Hzとか表示されているので、すぐわかります。
「50Hz/60Hz」のような併記表示なら、引越先でも問題なく使えます。
しかし、50Hzか60Hzか、どちらか一つしか表示されていないと、引越先で使えるかどうか注意が必要です。
なお、近年の家電製品の大半は「50Hz/60Hz」と表示されているはずです。
東日本か西日本か、引越先が同じエリアならいいけど
電源周波数は東日本(50Hzエリア)と西日本(60Hzエリア)で分かれます。
その区分は、おおまかに富士川(静岡県)と糸魚川(新潟県)を境目に東日本と西日本に分かれ、それぞれ使用される電源周波数が異なります。
家電製品によっては、50Hzか60Hzかのどちらか一つにしか対応していないものもあり、家電製品の規格表示を確認します。
旧居から新居への引越しが上記の境目を越えることで、お持ちの家電製品が引越先の電源周波数と異なる場合、その家電製品の使用は推奨されません。
もし、そのような家電製品があれば、売却や処分を視野に考えます。
引越業者の見積もりは、片付け後にする
上記のように、片付けをすると、現金化や節約につながるだけでなく、家の中の物をボリューム・ダウンできます。
このタイミングで引越し業者に見積もりをとってもらうと、家の中がすっきりした分、搬出荷物が少なく見えるので、見積額が安くなるはずです。
出品中や回収されていないものがまだ残っている場合でも、それらの物を部屋の一角にまとめておきましょう。
そして、引越業者に引越日までに処分する旨、伝えれば納得してもらえるはずです。
このサイトの途中ページから見た方は、下の「引越手順総まとめ」のページをまず最初に御覧下さい。
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まとめ
この記事では、引越日程が決まり次第、すくに始める片付けとして、粗大ごみ、不要ゴミの選定、不要な家電製品の洗い出しなどについて記載した他、これらの作業で不用品を処分する結果、引越費用が安くなる旨、説明しました。
なお、次の記事は下記です。
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