引越しのスケジュールを組むのは、重要ですが難しいですね。
引越で一番頭が痛い問題は、引越し日程を組む作業です。
退去日はいつ?
入居日は?
鍵の受取りは?
どんなことをどのタイミングですればよいのか、あまりにもやることが多すぎて、それがわかりにくくしています。
しかし、これが済めば、後は順番に淡々とこなせばいいので、かなり楽になります。
そこで、この記事では、どうすれば引越しスケジュールが効率的に立てられるかを念頭に説明していきます。
引越し手順の整理
引越し先が決まり、現在、居住している物件を退去して、新居に入居する場合、退去連絡、引越し業者の手配、鍵の返却と受領、引越し作業が必要です。
そこで、それらを順番に並べると、次のようになります。
引越し手順
- 退去日の連絡
- 引越し業者の手配
- 新居の鍵の受領
- 引越し作業
- 旧居の鍵の返却
手順こそ簡単なのですが、問題はその日程です。
退去日、入居日、鍵の返却・受領日などをいつにすればいいのか、そのスケジュールを立てるのは意外に複雑です。
そこで引越日程をどう決めるか、そのポイントは何かを説明していきます。
スムーズな引越に鍵が重要ポイント
上記のように順番通りの工程をこなすには次のことを予め決めておく必要があります。
- 引越日に旧居の鍵を返却する
- 引越前には新居の鍵を入手する
※なお、即入居可の物件を契約して、新居の鍵が既に手元にあるなら、あとは退去日と引越日を決めるだけです。
引越日前に、鍵をどうするか決めておく
引越前に新居の鍵があると、いつでも荷物の搬入ができます。
また、後述しますが、引越当日がたとえ仏滅でも気にせずに引越しできます。
鍵の返却と受領のタイミングはいつ?
通常、契約上の入居日に鍵を手渡されます。
また、退去日に旧居の鍵を返却します。
引越日当日に退去と入居を同時にすると大変
退去日と入居日が同日だと、次のようになります。
引越し業者が旧居を出発してから新居に到着する間に、旧居の掃除をした後、不動産屋に行って鍵を返却し、今度は別の不動産屋に行き、新居の鍵を受け取り、新居に向かいます。
無理ですね。
そこで、スケジュールがタイトにならないように、引越しの日程を決めるには、鍵の受領と返却を考慮します。
引越日の少なくとも数日前に鍵を受け取るメリットは多い
契約上の入居日は、実際に引越しする日以前に設定し、事前に鍵を受け取っておくと余裕ができます。
事前に鍵を受け取ると、自由に部屋に入れるので、できることが増えます。
- 引越日当日が仏滅なら、大安に部屋に入って小物(ボールペン1本など)を運び入れればOK
- 家具搬入前の新居内で入念な拭き掃除など
- 引越し業者に頼めない物品の搬入(精密機器、危険物品、ピアノなど特殊なものなど)
- 内見時に忘れた計測(カーテン取付に必要な窓枠の寸法など)
- モジュラージャック、電気・ガスコンセント、エアコン設置穴などの位置確認
このように実際の引越日の前に、入居日を設定しておくのがよいでしょう。
新居の入居日と、旧居の退去日を確認する
確認に用意するのは次の二つの書類です。
- 新居の契約書
- 旧居の契約書
新居の契約書に記述された入居可能日と、旧居を退去する際の告知期限(多くは退去する1か月前までに告知する)を確認をします。
退去日を決めたら手続きは早めに
退去の手続きが遅れると、ズルズルと家賃を払い続けることになります。
ということは、早めの退去手続きは、節約につながるわけです。
退去手続きは、電話で連絡すればいいようです。
但し、前述したように、退去は1か月前までに連絡するよう決められていることが多いので、注意が必要です。
退去連絡の取り決め内容について、契約書などで早めに確認しておきます。
退去連絡はどこに
退去とは、契約解除を意味します。
契約解除ですから、連絡先は、旧居の賃貸契約を結んだ家主か管理会社である不動産会社です。
そして、電話で退去したい旨、連絡します。
駐車場の解約も忘れずに
駐車場を借りている場合、旧居の退去手続きをするついでに解約します。
駐車場も1か月前に解約の連絡をすることになっている場合があります。
同じ不動産屋で借りていれば退去手続きのついでに解約できますし、違う不動産屋で借りていれば早めに連絡して解約します。
引越日の決め方と引越し業者に頼むポイント
上記のように退去日と入居日を決めたら、いよいよ引越日を決めて、引越し業者に連絡します。
ここで、退去日、入居日、引越日は同日ではないのかと、疑問が湧きます。
確かに同日でもいいのですが、実際に同日に日程を組むと、いろいろと無理や問題が生じることが多いです。
そこで、あえて日にちをずらすという選択肢をとった方がいい場合があります。
それを踏まえて、引越日はいつがよいのか、引越しシーズンに業者にどう頼むのがリーズナブルになるのか、そのポイントも含めて説明します。
引越日は退去日と入居日の間にすると楽
前述したように、引越前に新居の鍵を入手して新居を整えておくなら、必然的に入居日以降に引越日を設定することになります。
また、できれば旧居の退去日を引越日の後に少しずらせば、家賃負担が生じるものの、旧居の鍵返却もゆっくりと余裕をもってできます。
引越し業者の繁忙期には平日、仏滅を狙う手も
引越し料金は、土日祝日、昼間、大安、2月、3月、4月、9月前後に料金が高くなる傾向があるようです。
また、引越しシーズンはできれば避けるのが理想ですが、なかなかそうできませんね。
そんな時には、同じ引越しシーズンでもせめて平日や仏滅を狙うのも方法です。
前述したような方法(大安に新居に行って小物を置くなど)を使えば、仏滅の引越しも可能になるはずです。
ピアノなど特殊な物に対応できる引越業者か
ピアノは大きな重量物です。
他にもそのような特殊な家財があるか家中を確認しておきます。
引越業者に依頼する際に、必要に応じて品名を挙げて、対応できるか聞きます。
引越しシーズンに格安引越業者を見つけるために
引越しシーズンには引越業者を見つけるのすら難しいことがあります。
しかも、安い料金で引き受けてもらうのは更に難しいです。
そんなときには複数業者の相場が一目瞭然にわかり、更に一括見積りも頼みます。
大事な荷物を効率よく安全に運んでくれる引越専門業者を選ぶのは、頭の痛い問題です。
新生活を始めるための引越しは、できれば幸先の良いスタートを切りたいものです。
業者と料金が比較できるサイトを利用すると便利です。
詳しく知りたい場合はこちらまで。
このサイトの途中ページから見た方は、下の「引越手順総まとめ」のページをまず最初に御覧下さい。
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まとめ
以上述べたように、引越日前に新居の鍵を受領する点に注意しながら、旧居と新居それぞれの退去日と入居日を初めに決めてしまいます。
そして、その退去日と入居日の間に引越日を設定します。
以上を決めた後に、引越し手続きを(1.退去の連絡、2.引越し業者の手配、3.新居の鍵の受領、4.引越し作業、5.旧居の鍵の返却)の順序の通りに行えばよいだけになり、引越しが楽になります。
また、上記の引越日程の組み方とすぐやる手続きが終了したら、次のステップとして下記の記事が役立ちます。
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